Twitterで流行っている詐欺手口の一つとして、偽造画像を作成して情報を錯乱させるという手口があります。
悪質な画像加工を施して芸能人になりまして信頼を獲得したのちに、サイト勧誘やメルマガ登録を促して収益を得る。
このようにして儲けを確立させている詐欺師が増えてきています。
今回は、どのようにして偽造画像を作成しているのか?また、どのようにしてビジネスに繋げているのか?偽造画像の実態を分かりやすく解説します。
偽造画像の作成過程
偽造画像の作成過程を解説する前に一つ言っておきたいことは、『決して真似をして詐欺行為に手を染めないで欲しい』ということです。
上記の参考記事内でもお話しているように、偽造画像は初歩的な画像加工技術さえ備わっていれば誰でも簡単に作成することができます。
その手軽さゆえに、ついつい偽造画像を作成して詐欺行為に手を染めてしまう人が多く存在します。もちろん、偽造画像を悪用しての収益を得る行為は立派な犯罪です。
場合によっては、業務妨害罪または名誉棄損罪にもなり得る可能性もあります。
それほど危険性があるということを十分に理解した上で読み進めていただければ嬉しいです。
①Twitterのホーム画面を用意する
今回は皆さんが知っているような芸能人の広瀬すずさん(@Suzu_Mgさん)で検証していきたいと思います。
まずは、自分側と加工したい相手側のTwitterのホーム画面を用意します。
②使用するパーツを切り取る
自分側のホーム画面の右上辺りにある『変更』を切り取ります。
③必要のない部分を消す
先ほど用意したパーツを組み合わせるために、画像加工として必要のない部分を消します。
④組み合わせて完成
②と③で用意した各パーツを組み合わせたら完成です。
※悪用防止のために画像加工を施しています
作成過程を見てもらったら分かる通り、たったこれだけの作業で偽造画像を作成することができるのです。
更に、作業時間はたったの1分。
慣れている人であったり、すでにパーツを用意している人であればもっと時間を短縮しているかもしれません…。
これだけ簡単に偽造画像が作成できるということは、冷静に考えて非常に怖いことです。
芸能人になりすます目的
なぜ、芸能人になりすます必要があるのか?答えは明確です。
『一般人と有名人の信頼の価値』たったこれだけです。
一般人
有名人
例えは悪いかもしれませんが、簡単にまとめるとこうなります。どちらの話していることが信ぴょう性が高いのか問われたら、迷わず後者を選びますよね。
その芸能人(有名人)の信頼の価値を利用して詐欺行為を働く。こうすることによって、収益に繋がる確率がグンッと上がるというわけです
しかし、なりすまし行為で何かしらの収益を得るのは立派な犯罪。最初にも述べたように同等の刑罰が下されます。
偽造画像を悪用した詐欺の手口
著作権や個人情報などの関係上、偽造画像を悪用した詐欺行為の決定的証拠をお見せすることはできませんが、部分部分を省略しながらなるべく再現しつつ、一連の流れを詳しく解説します。
※偽造画像
私は〇〇プロダクションの〇〇を担当しているマネージャーの竹内(仮)と申します。
〇〇プロダクションの経営持続について少し手伝ってほしいことがあるのですがお時間はありますでしょうか?
是非お手伝いしたいです!
ありがとうございます。
それでは以下の5つのサイトに登録して完了された画面をスクリーンショットして再度こちらまでお送りください。
①http://~~
②http://~~
③http://~~
④http://~~
⑤http://~~
捨てメールアドレスで構いません。お待ちしております。
全て終わりました!これからも頑張ってください!
先ほど作成過程でもお見せしたような偽造画像を文章と同時に送り、芸能人の関係者を装ってターゲットに接近する。
意欲的な人だけを選別してターゲットを確定、その後サイトURLに誘導して収益を得る。
「こんな詐欺の手口に騙される人がいるのか!?」と半笑いで見ている人もいるかもしれませんが、このような詐欺行為はアイドルグループ関係者を装うことが多いため、熱狂的なファンや詐欺に対する知識が浅い人が騙されてしまうようです。
「私があの人に関われるなんて…」「少しでも力になりたい!」など自分の心が揺らいで目の前のことが冷静に考えれなくなる。
そして後から他の人に指摘されて騙されたことに気付く。しかし中には、自分が騙されたことに気が付かない人も…。
もしこのような詐欺に遭遇した場合は、一度物事を冷静に考えてみることが大事です。
これは他の詐欺に関しても言えることなのですが、SNS上で全く面識のない人からの送られてきたURLは安易にクリックしないでください。
もしかすると、クリックした瞬間に個人情報が抜き取られてしまう可能性もあります。
URLに誘導するということは必ず何かしらの目的があるということです。バナー広告など情報が確かなものはクリックしても問題ありませんが、短縮URLなどの情報が不確かなものは避けて通るのがネット上の基本だと私は思います。
場合によって異なる刑罰
なりすましによる詐欺行為は場合によって刑罰が異なります。しかし、刑罰が異なるとは言っても犯罪には変わりありませんので詐欺行為は絶対にやめましょう。
なりすまし行為だけでも名誉棄損罪となり訴えられる可能性は十分にあります。
そんなにお金が欲しいなら
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私はSNS上で詐欺行為を働いている人達に声を大にして言いたいこと、それは『なぜポイントサイト副業で稼がないのか?』ということ。
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