Twitter上の詐欺行為といえば、サイト登録強要やメルマガ登録勧誘などの間接的な被害を及ぼすものがほとんどを占めているというのが現状です。
しかし、今回皆さんに注意してもらいたい詐欺は、間接的な被害を及ぼすものではありません。直接的な被害を及ぼすものです。
悪質極まりない行為かつ巧妙な詐欺の手口。
タイトルを見てある程度の予想がついたという方も中にはいるとは思いますが、他人事ではなく自身も詐欺被害に遭うかもしれないという気持ちで事前に知識をつけておきましょう。
巧妙な詐欺の手口
詐欺の手口は確かに巧妙です。詐欺被害に遭われた方から話を伺っているときに「良く考えた手口だな…」と少しばかり感心してしまいました。
しかし、一度冷静に考えてみれば詐欺でよく使われる単純な手口です。
では、どのような手口で人を騙しているのか?被害者側の立場も含めつつ手順に沿って詳しく解説します。
ちなみに、黒の吹き出し内にある文章は被害者が企画者に対して行った対応です。
①高額商品プレゼント企画で集客
MacbookやiPhoneなどの高額商品を1,500円で販売すると参加者を釣り、購入希望者をDMに誘導する。
②商品が残っていることを伝える
DMに誘導後、業務的な文章で信頼感を与え、購入希望者の購入意欲が冷めないうちに商品の在庫がまだ残っている旨の回答をする。
③ギフト券を要求する
購入希望者の商品購入の意を掴んだら、ツイートにも記載してあった販売価格分のAmazonギフト券1,500円を要求する。
この時点で購入希望者は、Amazonギフト券1,500円を支払うと同時に商品の届け先(自宅)の住所を教えたことになります。
④後付けで配送料分のギフト券を要求する
完全後付けで、商品を配送する料金1,100円を購入者側に支払わせようと再度ギフト券を要求する。
配送料に関してツイート等では全く触れていなかったため、購入希望者が明記していなかったと軽く問い詰める。
⑤法律的な言葉を並べ脅す
法律的な言葉を並べて脅し、購入希望者側の泣き寝入りを待つ。
⑥最終手段のブロック
詐欺手口の最終手段『ブロック』
購入希望者側の意見も聞き入れずにブロックすることによって強制的に会話を終了させる。
企画者側だけが利益を獲得。もちろん購入希望者側に商品が送られてくることはない。
詐欺の手口のからくりはこのようになっています。次から次へと条件を提示して最終的にはブロック。
ブロックされてしまえば反論もできない上に、これ以上取引を進めることができません。
私の憶測ではありますが、④の段階で下記のように対応が分かれる購入希望者もいるかもしれません。
たとえ、配送料分のAmazonギフト券を支払ったとしても商品が送られてくることはありません。
無視し続けて購入希望者の泣き寝入りを待つか、最終手段であなたのことをブロックするでしょう。
配送手段の変更(代金引換または着払い)を要求したとしても、『対応していない』の一点張りで、Amazonギフト券の支払いを要求してくるでしょう。
反論したとしても⑤のように法律的な言葉で脅されて最後にブロックされてしまいます。
結局、購入希望者側がどうあがこうとも優位な立場に立っているのは企画者側になるのでブロックされてしまえば終わりです。
最初から目的はAmazonギフト券。最初からどうやってAmazonギフト券を騙し取ろうかということしか考えていません。
商品も送る気などさらさらないでしょう。
詐欺ポイントを解説
先ほどの詐欺の手口を説明しただけでは、どこが詐欺のポイントとなるのか判断しにくいかもしれないので、『詐欺ポイント』として更に細かく解説していきます。
プレゼント企画者の見分け方として、アカウント名で【公式】と名乗っている企画者の9割は詐欺だと思ってください。
本当の公式アカウントであれば上記の画像のようなTwitterから公式に渡されたマークが表示されているはずです。
【公式】と名乗り信頼感を与えて人を騙す。業務的な文章で対応しているのもその一つです。このような行為は詐欺の手口でよく使われている手法です。
まずはその【公式】と名乗っているアカウントに実績があるのか確認しましょう。
DMを再確認してみるとファンコミュニケーションズの石川と名乗っていることが分かります。
ファンコミュニケーションズは実在する大手株式会社。しかし、石川という方は企画者側が作り上げた架空の人物。
具体的な会社名と架空の名前を出すことによって深い信頼を獲得する作戦です。
今回の詐欺行為は株式会社ファンコミュニケーションズが関わっているという事実は一切ありません。
企画者側が詐欺行為を働く一番の目的がこの部分になります。
常識的に考えて全てギフト券で要求するというのはおかしなことです。しかし、現金ではなくギフト券で支払わせるとは企画者も考えたものです。
なぜなら、ギフト券で支払うとなった場合、企画者側としては振込先の銀行を教える手間も省ける上に、その場ですぐに利益に繋がります。
更に、購入希望者側も振込に行く手間も省けたり、手軽に受け渡しできることから難なく支払いに応じてしまうという傾向があります。
商品が自分の手元に届くようにするには企画者側に住所を教えなければいけませんよね。
Amazonギフト券を騙し取る目的だけならば、決して住所は聞く必要はないと思います。
では、なぜ住所を聞くのか確かに信頼を獲得する一連の流れという目的もあるかもしれません。しかし、もう一つ目的があります。
それは、二次的に住所を悪用するためです。個人情報は裏サイト等で高く売買されているともいわれています。
Amazonギフト券を騙し取ることができなかったら、住所を悪用して稼ぐ。
ネット上での個人情報の流出ほど怖いものはありません。もし流出してしまえば取り返しのつかないことになるでしょう。
極めて悪質な詐欺の手口の一つとして法律的な言葉で脅すというものがあります。
自分がもし騙された側だとしても、やはり「身内に警察がいる」とか「詐欺罪で訴えます」とか何かしらの脅しの言葉を並べますよね。
それと同じで、企画者側も法律的な言葉で脅すことによって購入希望者の気後れを狙っています。
そして反論できない状況を作り上げて泣き寝入り。企画者としてはこれを一番に望んでいるでしょう。
今回の脅しとして『法律の第32条』という言葉が出ていましたが、調べたところ第32条は労働基準法で今回の一連の流れとは全く関係がありません。
こうやって、適当に法律な言葉を並べるだけでも脅しとしてはかなりの効果があるというわけです。
嘘に嘘を重ねる詐欺師
企画の写真も拾い画像。当選者の声も偽造画像。全て嘘で塗り固められた状態で企画が開催されています。
詐欺に敏感な人はすぐに「拾い画像だ!」「偽造画像だ!」と気付くかもしれませんが、鈍感な人は、詐欺に対しての情報が疎いため騙されてしまう可能性がどうしても高くなってしまいます。
拾い画像
例えば上記の画像のように画質が荒く、写真の中に自身と証明するものがない企画画像があった場合、すぐにGoogleにて画像検索をしてみましょう。
Googleで画像検索をかけると、その画像に関する情報が全て分かります。
どこで使用されている画像なのか、類似する画像は他にどのようなものがあるのか、詐欺を目的としてプレゼント企画を開催している企画者はほとんどがネット頼りです。
拾い画像を使用してプレゼント企画を開催するというのはよくある話なので、企画画像に疑いを持ったらすぐに画像検索をしましょう。
偽造画像
企画と同時に当選者の声を載せることによって、その企画に対しての不信感をなくし信頼を獲得するという狙いがあります。
当選者の声を見せられると「この企画本当に当たるんだ!」とついつい思ってしまいますよね。
このような当選者の声と謳った画像は初歩的な画像加工技術さえ備わっていれば誰でも簡単に作成することができます。
追加情報
画像内に使用されていたTwitterアカウントがこのようにツイートしたことにより、当選者の声と謳っていた画像が偽造画像ということが確定しました。
※許可を貰った上で画像を使用させていただいております。
警察は動いてくれるのか
今回の詐欺行為の内容を簡潔にまとめると次のようになります。
『身分を詐称して虚偽の画像を用いてプレゼント企画を開催したのちギフト券を騙し取る』
これは偽計業務妨害罪と詐欺罪の二つの刑罰が科せられます。もちろん、立派な犯罪です。
現在では”特殊詐欺”とも呼ばれるようになり、処罰が年々厳しくなっているというのが現状です。
今回の詐欺に関してこのような事を言われて泣き寝入りしましたという被害者も中にはいました。
確かに民事事件扱いとなるので警察は簡単に動いてくれないかもしれません。
しかし、私の公式Twitterまたは当サイトのお問い合わせにご連絡いただければお力になれるよう最善の努力を尽くします。
現時点での、こちらの詐欺行為は同じ被害者である株式会社ファンコミュニケーションズのほうへお問い合わせをして対応に動いてもらっている状況です。
進展がありましたら、再度当サイトで記事を更新させていただきます。
最後の注意喚起
今回のような詐欺行為を働くTwitterアカウントはまだまだ多く存在しています。
このようなTwitterアカウントは、詐欺の手口は変えずとも、アカウント名とTwitterIDを変えて同じようなことを再び始めるでしょう。十分注意してください。
私もプレゼント企画を開催している企画者の身として、このような詐欺行為は絶対に許しません。
騙された側が悪いのではなく騙した側が100%悪いと私は思っています。
しかし、騙された側も詐欺に対するある程度の知識をつけておかなければ、また新たな詐欺に騙されることになるでしょう。
ネット上の詐欺被害は年々増加傾向にあります。
TwitterのみならずSNS全体が普及したことによって、そのSNSを利用した詐欺行為は次から次へと生み出されることになるでしょう。
ネット上に個人情報が流出してしまえば一巻の終わりです。信頼できる企画者を見極めてプレゼント企画に参加しましょう。
一番は詐欺に騙されないということが大事です。
そんなにお金が欲しいなら
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